世界に存在するあらゆるものは、
それぞれの密接な相互関係の上に成り立ち、
ひとつの細胞や、ひとつの呼吸すら、宇宙と関係し、影響を与えあっている。
まさに、
この真理を感じ、探求することが、
世界を知る、心の不思議を知ることだと僕は思っています。
紅くなる葉っぱを不思議に思い、
葉脈を一心に見つめ、美しさに吸い込まれていくうちに、
自分の中の血液や神経に同じものを感じ驚く。
また、違いはどこにあるのかを想像し、またその違いを喜んだり、感動したりする。
そういった中で、
「ひとつは全ての中に、全てをひとつの中に観る」ことができるようになると思います。
そして、これは、子どもはみんな当然のようにしていることなのです。
散歩をしながらもダンスを踊り、
葉っぱを拾う瞬間にも、心からの素直な言葉を吐き、
神社では、神様に、
「もう一度二礼二拍手一礼をします。お願いします。えーっと、してもいいですか?」
とまっさらに聴く。
そうなんだよなぁ、しちゃいけないことって本当はそんなにないのにな。
びびっていないといけないことなんて、そんなにないのにな。
瞑想を子どもたちとしました。
これは目に見えない不思議なものですが、
大人と共にする瞑想よりも、いつも声が透き通るのです。
力を心を、透明な何かをもらっているとしか思えないのです。
そういうものを心の底から信じています。