本日は紐やロープ、針金等の柔らかい材料を使った作品制作を提案しました。
かたちをとどめることの難しさを活かし、イメージが流動する楽しさを経験していきましょう。
まずは早速、黄色と黒のトラロープが解けるということを発見し、三つの細いロープへと分解してみました。
分解した後は編む事への興味へとつながっていきます。
針金も制作に組み込んでいきましょう。
針金の活用を提案するなかで、ばね状にしてみると「それ使いたい!」と輪の中にロープを通す、自立できるようにつなげる等、
弾力に対するアプローチが生まれていきました。
スタート時から一貫して制作する「鞭」も、
ちいさなライトや割り箸、グルーガン等これまでに使用してきた素材を積極的に構成して複雑に進行していきました。
各自のこだわりや興味の対象が際立った展開がそれぞれに見られ、体に巻きつける・芯材で立ち上げるといった柔らかさや弾力を活かす・制御するというアプローチから作品が生まれていきました。
素材の質感・特性に対する柔軟な姿勢を今後も活かしていただきたいと思います。
ありがとうございました。
今野健太