【海でフレデリックをよむことは、詩人を感じること。】
「わたしがよむ!」
「おれらの読むじゅんばんは?」
「つぎのあそびはおれきめていい?」
「わたし、すなはまはしりたーい!」
海を前に、人として、大切なことをたくさんしたい。
神社の鳥居の前でみんなでのあいさつ。
それも大事。
そして、もっとだいじなのは、新しい仲間を前に、あいかわらず、
「じぶんできめて、じぶんでせきにんをとること。」
BOSS、
はらどけい係、
神社でのあそびを決める係、
海での遊びを決める係、
フレデリックを読む係、
つくっている雰囲気は、
なにかしら自分でリーダーになり、
なにかしら自分の喜びが、他人に貢献できること。
喜びを共にすることでもいいし、
ちゃんとけんかして、ちゃんと仲直ることでもいい。
なにかを人に頼り、何かで人に頼られる体験。
それを大事に関係しています。
子どもたちが本気の目になっているとき、
そのためには少し位時間が遅れようが、予定通りのことができなくてもぜんぜんOK。
周りに存在を認められ、認める体験は、
他者貢献がやっぱりねっこ。それを遊びでできればとてもいい。
そして、
こんな時代だからこそ、毎年、この時期恒例の、
フレデリックをみんなで読んで、詩人を感じる時間。
なぜ、フレデリックが必要なのか。
なぜ、この時代に詩人が必要なのか。
子どもたちと一緒になって本気で読むと、一度わかったつもりになっていたこちら側が、ハッと気づく瞬間がある。
ぜひ親御さんにも読んでいただきたい。
資本主義とか難しいこと言っちゃいそうになりますが、
子どもの反応をみると、純粋に世界は美しいものと改めて教えてもらえます。
そう、他者貢献。
彼らに教えてもらいながら、それが彼らの勇気につながる。
そんな他者貢献のしがいのある大人でいたいと思っています。
彼らにとっての貢献とは?
ぼくらも日々向き合っていきます。