こんにちは、かゆ先生代講の大西宏美です。
立夏を過ぎ、光の量がたくさんな季節になってきました。
ということで、今日のテーマは「ひかり」です。
まずは、コトバからひかりを連想してみよう、と、
2つの詩をみんなで朗読。
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「虹」・・・まどみちお
やまびこが よばれて
帰っていきました
こちらがわから
あちらがわへ
はるばると わたってきれいな空を
これ以上
よごさないようにと
よびにきた声が 通ったあとを
そのままに なぞって
その やさしさが
ほんの しばらくのあいだ
のこっています
ひろい空に
あんなに ひっそりと
しらない
かぜの なかに
「ひらめき」・・・星野 源
ひらめき 君の中に
箪笥の奥に しまってる光
〜中略〜
煌めき 闇の中に
心の奥に 眠ってる光
どんな風景が思い浮かぶでしょう?
例えば、色は何色?明るい?暗い?
というようなことを話し合いまして、
黄色!とか、黒!とか。。。
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色は光ということで、
コトバの並びから様々な光が連想されたようです。
光といっても、視覚的イメージの他に、
前途に光がさしてきた、とか、お先真っ暗、とか、
何かの象徴として使われるコトバでもあります。
また、さしてくる角度によって、神々しかったりしますね。
イメージが広がったようなので、具体的な画像も見てみました。
木漏れ日、虹、朝陽、夕陽、オーロラ、、、、など。
やはり、目の前に景色があると盛り上がります。
コトバにせずとも心の中に、
むくむくと内なる何かが生まれたような目をしていました。
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では、ここで、
「じぶんのひかり」を作ってみることを提案しました。
用意したのはワイヤーと光を通すカラーセロファン。
懐中電灯のお力をお借りして、
試しに光を通してみました。角度を変えながら。
おおおおお!!
なんでしょうか、動く光は魅力的で、
なぜだか目が離せなくなりますね。
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作った立体も作品ですが、
今回のメインは光を通して映った色や形。
重なったセロファンやワイヤーの影が、
色々なものに見えて面白かったです。