鈴木かゆです
じぶんの内側のイメージを絵にするのは、得意な子たち。
では、じぶんの内側を「ことば」にするのは、どうだろう??
描く、書く。
どちらも大切と考えています。
読む。詠む。
どちらも大切と考えています。
今日は、「描く、書く」。
『大きな魚』を描く、書く!
まず、1人一枚のA4の紙を
好きなところにくっつけて、
大きな一枚の紙にしました。
そして、全員で一匹の「大きな魚」を描きます。
ルールは、「相談しない。声を出さない。」です。
どこがアタマ?どんな尻尾?
胸ビレは?
お互いが何をしているか、感じ合わないと一匹の魚にはなりません。
描き出す前に、「アタマ描く人ー」
「オレ、カラダ!」などとパーツを決めてとりかかりました。
最初はみんな色ぬりにはまって、全体が見えません。
「1人一枚を描くのではなくて、
みんなで、大きな魚を描いてるんだよ〜」
「よくお互いをみてね」
声かけしていきます。
だんだんと、色が、線が繋がりだしますが、まだ、魚には見えません。
お!目が2つに!
おそらく、カラダや尻尾は、
🐟こんな魚をイメージしていたので、新しい展開!
これはどんな魚になるのかな?と
様子を見ていたら
「ヒラメにしよう」
ということに。
ホワイトボードに最終形を描いてみんなのイメージを共有します。
そして、完成した魚を切り取りました。
それから、この「大きなヒラメ」を主人公にして、物語を作り、
書きました。
みんなで1つのお話です。
最初から最後までの順番を決めて、
書き出しの言葉をそれぞれに渡しました。
そのむかし、しかし、でも、そして、だから、つまり、というのはウソで。
このいずれかを書き出しに、各々ものがたりを作ります。
お互いのは読みませんが、次の人に続くように。
最後に、全員のをまとめて読み上げました。
あまりに面白い出来だったので、順番と書き出しの言葉を変えて、もう一度やりました。
他の人が何を書いているのか知らないで支離滅裂なことを書いているのに、
まとめて読むと話が繋がっていくのが、とても不思議で興味深いです。
思いついても、書く、ということがまだ追いつかなかったり、ゲームやアニメのセリフの羅列になって、じぶんのアイデアがまだ出にくかったり。
書く、を通して学びたいことがたくさんあります。
書けば書くほど、手を動かせば動かすほどに、じぶんの内側を外に表現する喜びも味わえるとおもいます。