かゆ先生代行の髙木啓多です。
Tide pool に着くとみんなおやつにポップコーンを食べているところだったので、
おこぼれに与りながら今日は海に行くよと伝えると、やったー!じゃ始める前に鬼ごっこしよう!と言うのでじゃそうしようと返すとまたイェーイ!となって、
海で何かやりたいことある?と聞くと他の誰かがそこにあるものを使って何か作りたいと言うので、そうすることになりました。
ポップコーンを片付けて今日のテーマ「バランス」の話をしました。
平衡感覚は7歳くらいまでに育っている肉体感覚の一つですが、海や山でたくさん遊んで肉体的な平衡感覚を十分に持っていると、じぶんの中心をしっかり持つ感覚が、精神的なバランスもとれやすいのかもしれません。
バランス感覚が十分に育っていないと自己評価が低いとも言われます。
また算数の力にも影響し、例えば1+1=2というときの1+1と2が等しいということを理解できるのは、平衡感覚が育った後です。
ありえないバランスで石を積み上げている画像も見て、人間も足の先から頭の上まで、ナイト(tide poolの黒毛のかわいいやつ)と違って人間はまっすぐ垂直方向に向かって立っている、
まっすぐな垂直線上の耳の奥に三半規管があってバランスをとる器官らしい、という話もしています。硬い地面がないと立てないとか、
バランス取れなかったらどうなるのとか、いろいろ話が出ました。
話が長くなる前に、外が暗くなるので防寒してさっさと外へ。
海までの道もバランスとって歩きます。バランスとって走ります。
フランミンゴで行こうと誰かが言ったので、何人かはぴょんぴょんと片足で。
フラミンゴは冷たいから片足をあげていて、暖かい水だと両足つけてるんだと教えてくれました。知らなかったな。
そして海へ。
まずみんなで輪になり、まっすぐ立ってみます。お空からまっすぐ光の柱が頭の先から入って来て足の下の地面の反対側に抜けて行くイメージで、立ちます。
目を閉じてフラミンゴとか、フラミンゴで順番に10数えるとか、いろいろ遊びました。
たまたま石がそこに集めてあり、それを使わせてもらうことにして、いざ積み上げます。
各自で積んだり、チームで積んだり。
積み上げては倒れの繰り返し。それでもはじめは膝くらいの高さだったのが、腰、胸くらいまで高くなったものもありました。
バランスを攻めたり、しっかり安定したものを積み上げたり。
すっかり真っ暗になって、帰る時間になってもまだ遊び足りない様子。
そういえば鬼ごっこしなかったねと言うと、こっちの方が楽しい!そうで。
時間ギリギリまで遊んで、石は元に戻し、帰りました。
また遊びましょう。
鬼ごっこより楽しい遊びを、考えておきます。