TIDE POOL 葉山の公式ブログ

2018.11.21 UP
思考や言葉を超えたところで、匂いや気配を感じられるか?

「自分を後回しにして、人に合わせる。」
「人を後回しにして、自分に合わせる」

このバランスの取り方が心の健康を増減します。

子どもたちは自分を後回しにして、人に合わせることはなかなかしません。
とはよく言いますが、いや、ホントにそうでしょうか?
なかには、小さいころから過度に、人に気を遣える子も増えているようにみえます。

協調性を持ち、人にやさしくできることは大事ですが、
時には、自己主張をしないといけない時もあります。

では、どれぐらいのバランスが適正なのか?

この答えは、言葉を超えたところにあると思います。

少しぐらいの喧嘩になったとしても、
人の心の中に入ること、人の心を気づつけることの怖さや痛みを知るためには、
自ら失敗をする経験も必要です。

自分で決めて、自己主張した先での痛み、
その痛みを基にした協調性なら美しいものになると信じています。

はみでる怖さや痛みを体験した上で、
その場その場の「自分なりのバランス」を表現する。

これは、瞬間瞬間の、アドリブになってきます。

時と場と人を相手にした際の、自分の扱い方、距離感。

これは、匂いや気配のようなものです。
その場、その時、その人を前に、自分をどう扱うか。

思考や言葉を超えたところで、匂いや気配を感じられるか?

どうしても思考にひっぱられがちな現代。
爬虫類脳を刺激したく、頭でわかるより、
体感できるきっかけを大事にしています。

コントロールせず、彼らの自主性を尊重し、
少しぐらい荒ても手を出さず、存在を信じる。

内側からあふれる勇気が彼らを包み込むように。

過保護にならず、過干渉せず、存在を尊重し信じる。
己の存在を肯定できるように応援しています。

人を愛し、自分を愛せるように。
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