【想いを伝えて、いのちの境界線を越えていく。】
コハクに「寒い?」
って聴いたら、
「むむー」って顔をしてたよ。
「ボヘミアンラプソディの話して、熱中することの重要性を伝えたら、
最初はほぼ無視されたけど、話して伝え続けたら、なんか、分かったみたいだった。」
「好きな色はなに?って聴いたら、オレンジと緑だって。」
同じいのち、違う種類。
言葉は人間だけのもの?
どうだろうね。
言葉を越えた会話もたくさんあるよ。
むしろ、人間同士は、
好きとか嫌いとか、言葉以外で感じるものでコミュニケーションを取っとるよ。
いったい、それは、なに?
なんか伝わった気がする。
なんか、答えてくれたよ。
わからんことはわからんままでいい。
感じるものがすべて。
そして、いのちの境界線を感じなくなること。
これは、頭でっかちになっちゃった人と人の間で、
言葉や思考で分断された「違いのような何か」をぶっ壊す機能があると思います。
あると思われる思い込み、思考停止を解放していくもの。
ノンバーバルな世界で、バーバルをやってみることで、ノンバーバルの本質を感じる。
じっくり15分、それぞれの馬との時間。
あなたなら、馬房の中に入って、馬と過ごして、話して、答えてもらって。
と言ったら、何を、どのように、伝えますか?
この季節、温かい馬の身体に寄り添って、暖まるもよし。
王様の耳はロバの耳のように、秘密の話もありだし、
温かいぬくもりと美しい毛並みを前に、恋の相談も素敵。
自分を越えた大きないのちとじっくり向き合う秋の夜長。
子どもたちの素直な想いが馬房に溢れ、馬たちもゆったりとたゆたう。
子どもたちは馬と過ごしながら、
月を見てほわーっとするような顔をしていました。
僕たちはそんな子どもたちを見て、
星を見てうわーってなるような顔をしていました。今回も。
さて、次回はいよいよアレをします。
いっつもいっつも、楽しみだね。
佐藤由明