TIDE POOL 葉山の公式ブログ

2019.05.22 UP
さようならの切なさの先で。「じゃあ、またな。」の背中の向こう側で。次の頂を目指して。








【俺のこころは、俺のものだ。】
tide poolの愛するみんなへ。〜
 
俺のこころは、俺のものだ。
 
波打つ海の音と色
その美しさの向こう側
幻想的に夕陽が山に降りてゆく
由比ヶ浜
 
言葉に感情をのせて意識よ飛べ
宇宙に向かい歩み生きろ
果てしなく大きく果てしなく小さく
ゼロになれ
 
そして俺はいつも思っとることを自分に問い続ける
 
「心より大切なものは何ですか?」
 
「じゃぁ、心の次に大切なものは何ですか?」
 
「俺は今いったい何者で、これから何者になるのか?」
 
「俺はなにを大切にして生きていくのか?」
 
死と孤独を友にして、素直に想う。
願う。
俺は宇宙で一番器の大きい人間になる。
 
じゃあ、器の大きい人間とは?
 
俺が思う器の大きい人間は、
愛する人に「愛しとる」を心から伝えられる人間。
 
存在するだけで、愛がにじみでて、
ぶわわわわおぅって、いのちが伝わっちゃうような人間。
 
ねえ、愛しとるを伝えとる?
 
「愛しとる。」
 
を伝えるために必要なものは、
ここに、今、瞬間のこの心に、すべてある。
 
そして、
 
愛する妻と、むちゃくちゃ愛しとる息子たちと娘以上に大切なもの。
 
それが、この俺の心。
 
俺はこいつをベッドに連れ込んで、
抱きしめて、ずっと自分のものにし続けとりたい。
 
自分を愛する勇気のない詩人なんて、誰も信じん。
 
俺は自分を信じとる人間を愛しとるし、
自分を愛そうとする勇気のある人間を信じとる。
 
社会的に自分を押し殺すことも覚え、
お世話になっておりますとか、人に合わせることもできてきた俺が、
その沼のぬかるみから飛び出したい、と、
俺であるために徹底してフレッシュであろうとするいのちの一歩。
太陽の黒点のように、大切ないのちの一点。
 
「俺の心を俺のものにしたい。」
 
もう一回言う。
 
せめて、
 
「俺の心は俺のものにしたい」
 
俺が産まれて生きてきた、
たった一つの証は、この心一つでいい。
 
何もあの世に持ち越せんし、持ち越すつもりも無い。
 
心一つと、
できれば願わくは、1000年後にも残る、
愛しくも哀しい音のような言葉の塊。
いや、言葉や想いになる前のいのちの衝動を。
生きた道である、詩を。
祈りを、残したい。
 
そいつがあれば家族と笑って生きていける。
この先の命に恥じずに笑っとれる。
 
そいつが欲しい。
 
その一つがあれば、
俺という人間から精いっぱいの愛を返すことができるはず。
 
生きたい。
愛を知りたい。
あなたと、いのちで関わりたい。
分からんからこそ、その返り血を浴びたい。
 
そのために、
不器用に野暮に、愛しく哀しい人間の性を、謳歌して、踊りまくって、散ったるよ。
 
不自由の中の自由が欲しいんだ。
そりゃ傷つくし、悲しみの味の種類が違うんだ。
だもんで、感動の味も格別さ。
 
味わうよ、感情を。
飛んでやるよ、衝動まで。
 
これが、みなさんへの、ごあいさつ。
 
これが俺の思う一つの愛。
 
そして、
 
愛する家族へ。
 
俺は詩人。
人だ。
 
おまえは詩人の嫁。
 
おまえは詩人の息子、娘、息子。
 
幸せだな。
 
だって人間の中で、詩人が一番かっこいいじゃん。
 
だら?
 
==
 
自分を信じるってのは、なかなか大変なことだ。
心の痛みや馴れ合いや、無関心はつきまとう。
 
だが、その一点を、自分の大切なものを守り続け、
つらぬき、信じて、血まみれでさわやかに生きてくれ。
 
俺はみんなのその眼から、フレッシュであること、
己が己自身に入っていることを教わり、いただき、
なんとかここまで幸せに生きてこれた。
本当だよ。
ありがとう。
 
まだ何も成していない。
ばかやろう、まだ、なにもはじまっちゃいない。
はじめるために、終わりをはじめる。
さよならからはじまることがあることを信じて。
本当にありがとう。
 
共に遊んだ時間、空気、あの衝動は宝物です。
 
いつでも、ここにおるから。
いつでも、その心におれるよう、俺も存在しとるから。
 
また、遊ぼう。
また、笑いあって、お互いの情熱の火を灯し続けよう。
 
さようならの切なさの先で、
じゃあ、またな。の背中の向こう側で、次の頂を目指して。
 

バイバイ。


 

ページの先頭へ