先週の図書館調査を経て、微生物たちの世界の探検は星山の森へ帰ってきました!
今日は初めて参加してくれた子ども達が3名。台風の被害から修復されたゲルに集い、図書館でみつけた資料をもとに微生物の世界について改めて知識を深めました。
46億年前に生まれた地球に、細菌の祖先となる原始生命が現れたのが40億年前、そして35億年以上前から細菌が酸素をつくりはじめてくれたことで、やがて他の命が地球に生きられるようになったことにみんなで驚きました。
病気を運んでくるやっかいな菌だけでなく、沢山の命が生きるために必要なものを作りだしてくれる細菌やごみや枯葉を循環させてくれることで地球を綺麗にしてくれる菌類、人間の体の中にも住んでいて有害なものから私たちを守ってくれる菌など、いろいろな働きをしている菌たちの存在を知り、子どもたちは「この菌がいなければぼくたちも存在していないんだ!」ということに気が付きました!
そしてついに、5週間前に子ども達と一緒に星山の森に直に埋めたコンポストに、どんな微生物や虫たちがいるだろう?生ごみや野菜くずの姿かたちはどうなっているだろう?と見に行ってみました。
落ち葉をめくって、掘り返したコンポストには野菜くずのもとの姿はもちろんなく、野菜の種だけがチラホラ残っているだけでした。カビの痕跡も少しありましたがカビの仕事も終わり、そこには小さな虫たちとまるまる太った元気なミミズが一匹飛び跳ねていました。
微生物たちが分解した食べ物を虫たちが食べ、その虫を鳥や他の生き物たちが食べる。鶏もミミズが大好物。そんな鶏を食べるのは、、、?え?そうかそういう事か~と食物連鎖の話にも自然につながっていく。
おまけの実験として、私が生ごみと共に潜ませていたサランラップも土の中から出てきました。もちろんこれは5週間経った今もちっとも分解されずそのまんま。「だからゴミのポイ捨てはダメなんだよね!」って子ども達はすぐに理解してくれました。
ゲルに戻った子どもたちは、微生物ってすごいんだね!と微生物の図鑑をみんな意欲的にめくって見ていました。
今日は「いのちの木。もしも地球の生きものが一枚の葉だったら…」という絵本も開き、その中の微生物の世界「モネラ界」と「菌界」を子ども達に紹介しました。
新たな視点から見る「せかい」の旅は面白い探検になっています。
そろそろ、微生物の世界は次回「原生生物界」へ行くことになりそうです。楽しみは続きます!!