火を扱う事。
これはそもそも人間のDNAに組み込まれている。
動物的な感覚では、火を恐れ、そして人間的な感覚では火を扱う事を覚えている。
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火ははるかかなたの昔から存在し、時に恐怖、時には幸せをもたらしてくれるものだと考える。
その大切な火を最近では扱う事ができない環境が出来上がってきてしまっている。
火の魅力… 大人もこどももみな夢中になる、この「火」とはなんだろうか。
TIDE POOLでは、「火」自体を身体で、五感で感じて、自分たちの火を育てるワークをおこなっています。
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こんかいのワークは「自分の火」
最終的な目標はわかりやすく「マシュマロを焼く」
それぞれのチームにわかれたり、高学年は一人で組み立てから着火までトライしてもいました。
ほんんとうに、みんな集中して取り組めるワークです。
不思議なんですが、とても興味をもち、真剣に取り組んでいる姿がとても印象的です。
チームで行ってもそれぞれの役割ができあがってきます。
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うまくいかないチームは他の木の組み方を見て学びます。
できる子は他の場所をアドバイスして回ります。
そして、少しずつの火が燃え始めると、とても素敵な光景がそこにはできあがりました。
一つの村が出来上がったような。
本当に原始的な光景だと思います。
でも、そこにはとても暖かさも同時に存在していました。
火も暖かい、そして、みんなでそれを囲んで、みんなとてもいい顔していました。
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大人もなかなか火を扱う事は少なくなりましたね。
TIDEPOOLではそんな忘れてしまいそうな感覚を呼び起こしています。
今村直樹