ようやく寒い本来の冬が訪れる気配がする。
寒い冬が来ようと、雨が降ろうと、こどもたちの心の中には炎が眠っている。
それは大人も同じだ。
いつしかその、炎を出すことが良くないとのではないかと勘違いしてしい、そのまま火口(ほくち)としてそっと大事にしまってしいるのではないだろう。
いつも、心には火がいくつになっても存在しておいてもらいたいし、そうでありたい。
子どもたちにフィルターはない。あっても薄い。
だから、言葉が響く、心で感じているから。
頭で考えるという事ではなく、言霊をハートで感じているのだ。
思考は後からついてくる。感じろ。
五感を発揮して。五感を鈍らせることなく。
足元のアスファルトがいかに歩きやすく、いかに走りやすいかを足の裏から感じるんだ。
山や磯の不安定要素の多い場所では「脳の覚醒」には役に立つが、心を自分でどこまで攻める事ができるのか。
あきらめるの事は簡単だよ。だってよ。楽だからな。
だからこそ、自分と向き合ってみろよ。
走って。向き合ってみろ。
速く走れる奴がすごいとか、えらいとかじゃないんだよ。
自分の心とどれだけ向き合えるかが大切なんだよ。
全力出し切れたか?
まだまだいける!とか終わった瞬間に言える奴は、恥ずかしいと思え。
息が切れて、倒れそうになるまでやってみろ。
苦しいけどな。
でも、その繰り返しで、「生き抜いて」行くんだよ。
生き抜くにはさ、大変が付きまとうんだよ。
でなきゃ、死ぬから。
毎週、毎週、やる気がみなぎってるよ。
その感じがこっちバンバン伝わってくるよ!
こっちが負けそうになる。
だから、おれは声を張り上げて、
「後ろを見るな!前だ!前だ!」
「まだ出るぞ!」
「前のやつを抜け!」
「後ろからやられるぞ!」
心を込めた言霊で背中を押すよ。
その声を感じてくれ。
魂を!
みんなのやり切った顔が大好きだ!
いつもありがとう!
卒業した、中2の2名もありがとう!
本当にうれしいよ!お前たちと人生を送ることができて!
今村直樹