今日は本年度最後のせかいクラス。春休み中で沢山の子ども達が参加してくれました。
最後となった「人間たちの世界」の旅は、コロナウイルスによるパンデミックをみんなで解決すべく国連会議を開きました。
まずは国連はどんな働きをしている機関なのかを知りました。
今日の会議には中国(アジア)、イタリア(ヨーロッパ)、アメリカ合衆国(北アメリカ)、キューバ(南アメリカ)、ケニア(アフリカ)、南極、そして日本が参加をしました。子ども達一人ひとりが各国の代表となり、それぞれの国の状況を伝えあい、今その国にとって何が必要か、その為にどうしたら良いかなどを話し合いました。
新一年生になるお友達から新6年生になる子までと年齢の幅がありましたが、みんな参加してくれいろいろな提案がありました。各国から他国に対しての意見なども沢山あがり、議会はこの問題で熱に包まれました!!
呼吸器が不足しているイタリアの為に、アメリカの企業が新たに呼吸器を生産し送る。貧しく病院の設備が整っていない国には、日本の日銀がお金を発行し、そのお金で病院を建てる。感染ピークを越えた中国から必要な国へ医師団を送る。マスクが不足している国にマスクを送る。紛争している国は直ちに争いを止める。南極に避難地を作る。南極のリーダーは国籍を問わず、50人を受け入れる。希望者が多い場合はジャンケン勝負で決める。日本の首相は他国からの感染者入国を防ぐために一旦国を閉鎖する。買いだめをしないことを周知する。イタリアの大統領が既に諦めモードで国を崩壊させる、、、という考えに対し、各国のリーダーが諦めるなとエールを送るなど、いろいろな場面がありました。
最後の感想シェアリングでは、世界中で流行していると言っても、まだ感染の少ない国もあり、いろいろ国によって状況が違うことがわかった。悩ましかった、などこの会議を通して感じてくれたことや発見できたことがあったようです。
パンデミックの早期終息を願いつつ、人間の世界の旅をこれにて終えます。
昨年4月から1年間、このせかいクラスは、子ども達と共に様々な世界を旅してきました。私たちにとってもこれまでの世界が広がる旅でした。来年もどうぞよろしくお願いいたします!!