TIDE POOL 葉山の公式ブログ

2020.08.11 UP
からだの「せかい」を探検しよう!

こんにちは!ヽ(^o^)丿

月に一度だけ「せかい」のクラスを担当させていただいている、はらみづほです。

私は30~36歳までの6年間、バックパックを背負って南極大陸を含む世界6大陸60か国を一人旅し、雑誌連載やラジオ番組でその体験をレポートしていた経験を買われて、昨年度から「せかい」のクラスを受け持たせていただいています。

このクラスで大事にしたいことは、今村コーチの願いでもある、「外国のみならず、この世に存在する様々な世界への好奇心を育み、多様な文化や個性と交流する楽しさ・豊かさ・おもしろさを体感すること」「異なる文化や個性に対しても物怖じすることなく心を開き、のびやかに自己表現できる自信・強さ・優しさ…を育むこと」。

新型コロナウイルスの影響で私のクラスは今月からとなりましたが、その基本を大切に、今年度もこどもたちといろんな「せかい」を探検していきたいと思っています。

さて、その新しい始まりとして、今回は「からだ」の世界を探検し、自分やいのちのすばらしさやおもしろさに触れてもらうことにしました。

ではまず、「はじめまして」のみんなと心を合わせるために、からだを使って日本式のごあいさつから。お茶の師匠に教わった正しいごあいさつの仕方を、新一年生たちに伝授しました。笑

みんな上手にできましたね~!

このごあいさつは日本ならではなので、外国に行っても「おぉ~!」と感激される、身に着けておくとインパクト大の一芸でもあります。

では、ごあいさつのあとはいよいよ、「動く図鑑」のDVDから、からだの「せかい」にレッツゴー!ヽ(^o^)丿

絵や画像がちょっと生々しすぎるかな…と心配していましたが、みんな思いのほか興味を示してくれて、「見たい見たい!」と大騒ぎ。

◆骨は、骨を溶かす細胞と骨をつくる細胞が同時に働いて刻々とリニューアルされていて、2年半ですべて新しく入れ替わること。

◆毛細血管はつなぎ合わせると10万キロもの長さになり、それは地球2周半の長さであること。

◆髪の毛の顕微鏡写真 ◆いびきのしくみ ◆爪の役割

◆太っている人とその人より小さい筋肉ムキムキの人が深いプールに飛び込んだ時、どっちが水に沈むのか。

…ちょっと難しいかな…と思った内容も食い入るように見入っている子が多くて、ちょっと驚きました。

自分の体の中がこんなふうになってるなんて、不思議だね~!ビックリだね~!

下の写真は、口から入った食べ物の通り道を、外から手で触って確かめてみていることころ。

のどから食道を通って胃にたどり着き、小腸から大腸を通る間に養分が血液に取り込まれて行って、カスが肛門からウンチになって出ていくんだね~

下の写真は、つむじの場所を確かめているところ。
つむじはどうやってできるのかをDVDで見て、自分のつむじを確かめてみたくなったんですね。

なんと、髪の毛は、つむじの部分から生えるのではなく、下から頭頂に向かって生えるのだそう。だから1本1本の髪の毛の生える方向や生え方によって、「右巻き」「左巻き」「2つのつむじ」などの違いが出てくるんだそうです。\(◎o◎)/!

さーて、では、DVDと図鑑で体の「せかい」を探検したあとは、実際にその体の機能を使って、タイドプールのご近所を探検してみよう!

両目を見開き、耳を澄まし、鼻もよーく働かせていろんな匂いをかぎ分けて、見つけたものをなんでもいいから、声に出して報告してね!

葉っぱひとつとっても、いろんな形があるし、緑の色にもいろんな違いがある。

触り心地はどんなかな?

近くのもの、遠くのもの、しっかり感じて、伝えてね!

路地で黒猫を見つけたり、人のお宅からなんだかいい匂いがしてきたのに氣づいたり、不思議な形の花や実が付いている植物を見つけたり…

4人の子どもたちは、8つの目、8つの耳、8つの鼻の穴で、いろんな発見をして、それぞれの声と言葉で、口々に報告してくれました。

みんなで探検したら、一人で歩いている時は何の変哲もなかった住宅街が、宝物だらけのワンダーランドに見えてきた!おもしろいね~!ワクワクするね!ヽ(^o^)丿♪

そして男の子たちから、「向こうに川があってカメがいるから見に行こうよ!」という提案が。

車に氣を付けながら歩き、川に到着!

水の中でキラリと銀色に光る小魚の姿を見つけたり、大きな魚(鯉?)の姿を見つけたり、鳥の姿を見つけたり、通りがかりのおばさんに「ここ、魚がいるのよね~」と声をかけられたり、「あら、Rくん!」と、向こうから自転車でやってきたお友達のママから名前を呼ばれたり。

外の「せかい」には、いろんな出会いが待っていた。

目、鼻、口、耳、皮膚…いっぱい感じて、使ったね。
手や指先でさわって、つかんで、足で歩いて、走って、のぼって。

からだが自由に動かせると、せかいがぐんぐん広がるね。
いろんなものに、出会えるね!

「あのね、あそこにカメがいるんだよ!」

と、教えてくれた子どもたち。

私には、それは何度見ても大きな石にしか見えなかったのだけれど、それは私の目が利かないせいかのか、想像力の問題か(笑)

ともかく、彼らの「あれは絶対カメだよ!」と言う力強い声とまなざしを私は楽しく頼もしく感じ、ミヒャエル・エンデ作の物語『モモ』に出てくるカメを思い出しながら、「そうなんだね~!」と答えながら、なんだか心が嬉しくあったかくなっていくのを感じていました。

みんな、ワクワクいっぱいのステキな「せかい」を見せてくれてありがとう!

楽しかったね!また一緒に、いろんな「せかい」を見に行こうね!ヽ(^o^)丿♪

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