今日は、いっぺんの詩からスタートです。
海は昼眠る 夜も眠る
ごうごう いびきをかいて眠(ね)る
昔 昔 おお昔
海がはじめて 口開けて
笑った時に 太陽は
眼をまわして驚いた
可愛い花や 人達を
海が呑(の)んでしまおうと
やさしく光る太陽は
魔術で 海を眠らした
海は昼眠る 夜も眠る
ごうごう いびきをかいて眠る
小川未明の「海と太陽」。
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この、「じゅもん」を作ることにチャレンジ!!
せっかくなので、近くの海に行きました。
この海を眠らせる、、、
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どんなかなぁとみていると、魚が跳ねました。
魚も眠らせる、、、
どんなかなぁとみていると、カヌーを漕いでいる子どもたちの声が。
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なんと!
不思議な言葉を掛け声に、声と手と呼吸を合わせて、漕いでいます。
これは、ハワイのむかしの言葉?
とても不思議な力強さのある響き、、、
まさに「じゅもん」のよう!!
この言葉を耳にするために海に行ったのかーと、おもってしまったほど、今日にぴったりでした。
海から帰って、各自ノートに向き合って「じゅもん」つくり。
アダブラダカダブラ
ビビディバビディブー
など世界の有名なんじゅもんを参考にしながら考えました。
やり方として、
うみよねむれ〜
の配置を変えて、
うよれむみね〜
としてみる!という方法も探りました。
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見たことも聞いたこともないような言葉を
思いつかなければ、言葉の配置換え(配置換えして意味も変えることまでいくと、アナグラムと言います。某芸人さんが流行らせつつあります(^^))をしてみて作れる!!
みんなのじゅもんが完成したら、
この詩の世界を絵にして、そこにじゅもんも書き込みました。
最後には、お互いの呪文をかけあって、
ねむらせあいました。
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言葉で遊びながら、
書くこと、読むこと、聞くこと、話すこと、
に対して自由自在になることに慣れていきたいとおもいます。