命を扱うクラスはどこにあるのだろうか。
ここTIDEPOOLにはある。
小学生から命の重さを体験してもらう、それは身の回りで大切な人が倒れた時に何ができるのかという事。
119番通報も大切だし、他の大人に声をかけることも大切。
何をしてよいかわからず呆然とそこに立ち尽くすことは避けたい。
日常的に「人を助ける」ということに躊躇することなく、積極的な救助者になってほしい。
電車の中で突然目の前の人が倒れた。
どうしますか?
私は何度かそのような状況に遭遇したことがある、意外とみんなスルーという経験を何度もしている。
もちろんそこから手を貸してくれる人もいるが、多くの人はスルーだった。
こどもたちには、遠慮はいらない。人を助ける気持ちをもってもらいたい、そして実行してもらいたい。
そんな強い想いをもってこどもたちにも説明をする。
最初は人形を使いながらの胸骨圧迫の練習を行いますが、どうしてもふざけてしまう子もいますね。
そこで僕が真剣に伝えることは、「もしお母さんが、お父さんが、妹が、大事な家族が目の前で倒れた時に本当にそんな風にするのか?」ということです。
練習はもちろん人形ですが、想像してほしい、考えてほしい。
そして、自分たちに救える命があるという事と、何もしなければ救えない命もあるという事を…
みんな真剣に練習してありがとう。
今村直樹