「みんなー、はなのこえが聴こえるかい?」
「聴こえるよー!」
おぉさすが、すげぇな!
「今日は、野に咲く花の声を聴きに行くぞー!」
「おーー!!じゃあさぁ、さとう先生、はんたいことばでさんぽいこ!」
「おれ、はなだいきらいーー!!」
「おれもだいきらいー!はやくそとにいかなーい!」
と走り出すみんな。
花を見つけては、
「わぁ、きれーい!あ!まちがえた!ノー!ノー!すき!あ!まちがえた!」
はしゃぎっぷりがかわいいです。
上にも下にも右にも左にも、歩く道にはものすごい数の花たちが迎えてくれます。
「おれたちさぁ、すごいたのしい道をいつもあるいてるんだね!」
「そうなんだよ!しかも、花たち、みんな歌を歌っとるだお!」
そこにあるものを慈しむ、そこにある命の目線で、命の耳になり、命の歌を聴く。
子どもは優しく素直で美しい。
神社でお参りし、遊び、また花を探す背中。
たのもしいなぁ。命ってたくましいなぁ。
最後は、今日見つけた花を振り返り、色を知り、
一人一つずつ、花言葉を宿題に持ち帰りました。
みんな今日もピュアな心をありがとう!
たっくさん夢を見ろよ。
佐藤由明