「しぜん」から学ぶこと、知る事、気づくこと、築くこと、
ウォーターセフティ 海から学ばせてもらう
遊ぶだけではない。
水の感触を知り、水の流れを知る。
自然の中に自分が溶け込んでいるこの瞬間を知ると、生き物たちが姿を現してくれる。
海の中では、人間は呼吸すらできない、
死の世界だ。
だから異物になる、その異物であるというフィルターを溶かしていくことができるのであれば、海は私を受け入れてくれる。
受け入れてもらうばかりでなく、受け入れることもとても大切なこと。
「受容」
山の中とはまた違う、場所に人は戸惑い、時に驚く。
しかし、それは私たちが知らない、知りえない世界だからこそ、驚きがあり、新たな世界が広がっている証拠でもある。
水の冷たさ、深さ、水中の見通し。
山の学びを身に着けるのか、水の学びを見つけるのか、はたまた両方を身に着けるのか、
自然を身にまとう事ができるのならば、そこには大きな背景を宿すことができるだろう。
広大な背景だ。
まさに、地球をフィールドに遊び、学び、知る。
これから先は、地球をベースに宇宙へ飛び出す時代が来る、だからこそ、自分たちの足元の地球をしっかり味わってほしい。
身体で味わい尽くせ。ドロドロになって、砂砂になって、びしょびしょになって、俺たちが生きているこの場所を。
すべては驚きと発見だ。目の前にはいつでも冒険できるフィールドが存在している。
あとは、「やるか」「やらないか」だ。
心で感じろ、魂で感じろ、気配を、音を、においを、ヤバさを、身体で情報をキャッチしろ!
それは、必ず自分の身を護ってくれる。
そうだ、だから自然の中で感覚を研いでくれ。
現代人のさび付いた、この感覚を。
今村直樹