TIDE POOL 葉山の公式ブログ

2021.06.23 UP
「じぶん」クラスは自分と向き合うことができるクラス。
人には影がる、闇がある、言えないこともある、言いたくないこと、触れたくないこと、思い出したくないこと…
たくさんある。
でも、そんな心の声が出せたとき、表現できたときに、身体が楽になるんだろうと思う。
こどもたちは今を生きている、しかし「いやなこと」は本能的に見ないようにするんだろうなと最近感じる。
ぼくたち大人はあえてそうしている、そうせざるを得ないことが多々人生にはあるのだが、子どもたちは本能的にそらすことで身を護っているように感じる。
今を生きるこどもたち。まさに刹那的にそのことを過ぎ去っていく過去としてとらえることをしているようにも感じる。
ただ、それは時間軸で考えれば、過ぎ去っていく過去かもしれないが、少量のカスとして心の中に蓄積、そして腐敗していくものでもある。
人はそのカスを吐き出すことを得意としない。

猫が毛玉を吐くように、吐き出せればいいのだが…
カスはいずれ本人の体にも影響を及ぼしてくる、「病気」だ。
なぜ人はそれまでに恐れるのか、「社会通念」「常識」があるからなのか?
方やそれを壊すことも大切な成長につながる。
維持することと壊すこと、この相反する間で人は悩み苦しむ。
こどものときから「じぶんと向き合える力」をはぐくみたい。
こどもは素直に出してくる。その出せる環境と、出してもOKなんだよ、というサインがわかれば、ものすごく純粋に出してくる。
だから、出せる環境を共に創ることをしている。

「じぶん」クラスは自分と向き合うことができるクラス。
本当は大人にも大事な時間。
人間にって大事な時間。
でも、いままで誰も教えてくれない。学校でも、会社でも…
だから、壊れちゃうんだよ。
自分を自分で押し殺す人が多いから。

「幸福」の真実はかなりそこに起因すると考える。

今村直樹
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