鈴木佳由(すずきかゆ)です。
今日は「気持ち」を聞く、の日でした。
わたしが一人で座って下を見ている。
みんなは「さびしそう」「かなしそう」
といいます。
わたしが一人で腰に手を当ててドーンと立っている。
「えばってる」
わたしが一人で畳の目を、ちまちまと数えるように、一目ずつゆっくり指を動かします。
「かなしそう」「たいくつ」「ひましてる」
わたしが一人で畳の目をリズミカルに叩きまくります。
「楽しそう」「うれしい」
わたしが一人で踊っています。
「ノリノリ」「楽しい」「ウキウキ」
どれもすべて「同じ一人のわたし」なのに
わたしの動作を変えると、見えてくる「きもち」は、違う。
その違いを、キャッチできる。
そう!
「きもち」を、想像することができている。
をふまえて、
台風が過ぎた後の強烈に晴れてる今日。
海にはきっと、台風からの贈り物がたくさん打ち上げられているのではないかと思い、
海へー!!
何か「きもち」を伝えてくれそうな「モノ」を探します。
重そうに見えて軽い石
しらすのついている石
おにぎりの石
すべすべの枝
タヌキ(のマスコット)
懐中電灯の持ち手
傘の柄
葉っぱ
実
それを持ち帰り、それぞれの「モノ」から話を聞きました。
台風で(ここに)きた
おれはつよい
きみがすきだよ
ぼくはすこしかなしいな〜〜
ツルツルになりたい
いろんな「きもち」が聞こえてきました。
それから、それらを絵に描きました。
「何にも聞こえない」って言ってた子も、
じっと向かい合っていると、なにかしら言葉をキャッチし始めます。
何にもない
できない
の先に、必ず
何かがあって
できる
が待っている、とわたしは感じています。
これからも、この「聞く」「書く」「描く」
「話す」を
どんどんやっていって、想像することの回路が定着するようになると良いなと思っています。
夏休み、みんなが健やかにお過ごしくださいますように。
ありがとうございます。
鈴木佳由(すずきかゆ)