火曜日じぶんクラス。鈴木佳由（すずきかゆ）です。
今回は、グループに分かれて、詩を作りました。
金子みすゞさんの詩を、まずは声に出し、動きをつけて全身で味わうところからスタート。
「蜂と神様」の詩は、とてもリズムが良く、
そのリズムに乗っかって、１行ごとに大きくなる世界を読んでいると、いつのまにかひゅっと小さく元に戻る、不思議な詩です。
読み慣れている人、言葉のイメージを掴みやすい人は、一瞬で楽しめますが、イメージをするのが苦手てでも、動くことで体で体感し、理解につなげます。
体を動かして、朗読していくうちに楽しくなってきたところで、あれ？という違和感が、言語化されてきました。
「なんか。変だ」
から
「でも、このヘンが楽しい！」へ。
そして
「元に戻ってる！」
という発見へ・・・
そして、グループに分かれて、傑作が生まれました。
なんだか読んでいると、哲学的なような。。。
深遠な世界なような。。。
子ども達は、それぞれのグループで発表し合いました。
発表することもですが、このクラスでは「発表の聞き方」も、大切にしている一つです。
みんなの傑作、目で読むだけでなくぜひ、声に出して味わってみてくださいね。
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バナナはカゴの中に
カゴはお店の中に
お店は町の中に
町は日本の中に
日本はくうきの中に
くうきはちきゅうの中に ちきゅうはうちゅうの中にうちゅうはビッグバンの中に
ビッグバンはばくはつの中に
ばくはつはかみさまの中にかみさまはおくさんの中におくさんはちっちゃなちっちゃなバナナの中に
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ごまはびんの中に
びんはおみせの中に
おみせはにほんの中に
にほんはちきゅうの中に
ちきゅうはうちゅうの中に
うちゅうはちっちゃな
ごまの中に
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命は生命の中に
生命は生物の中に
生物は世界の中に
世界は宇宙の中に
宇宙は人生の中に
そうして
そうして
人生は小さな命の中に
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くうきは人の中に
人は町の中に
町はと道ふ県の中に
と道ふ県は日本の中に
日本は世界の中に
世界はブラックホールの中に
ブラックホールはうちゅうの中に
うちゅうはちっちゃなくうきの中に
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本家はこちらです⬇︎
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金子みすゞ
『蜂と神様」
蜂はお花のなかに、
お花はお庭のなかに、
お庭は土塀（どべい）のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに。
さうして、さうして、神さまは、
小ちやな蜂のなかに。
