あたりまえにしている感覚を、鋭く研ぎ澄ましてみよう。
目を見えなくするだけで、
他の感覚で感じていることが明確になる。
今日はそんな日。
ん?これは、なんのさわりごこちだろう?
ん?これは、なんの音だろう?
ん?これは、なんの味だろう?
ん?これは、なんの匂いだ?
体で感じるところから、
「いったい、これは、なんなのか?」
という「問い」を大切にしてもらいたい。
この世界は、様々なことが奇跡的につながって成り立っていることを知ってもらいたい。
君たちがバナナを見て、バナナの味を想像できているのは、
感覚が想像力を通して、つながっているから。
それを切り分けたとき、何が起こるか体験してみよう。
そして、ともだちの気持ちになることを体験しよう。
自分の見えている世界を、
見えない相手に見えるように説明することはとても難しいこと。
言葉にならないことが多いことはいいことだけど、
相手の身になろうと思うと、自分の至らなさを知るよね。
それもすごく大事な経験。
自分の中のあたりまえは、人にとっては違うこともある。
だからこそ、
「いったいなにか?」
と様々なことに、ものに、疑問を持つ人であってほしい。
今日も楽しかったり、怖かったり、知らないことを感じたり、
いろいろと自分を知れて、おもしろかったね。
佐藤由明